中古住宅は暮らしのイメージを持ちながらチェックしよう

外まわりで気になった部分は家の中からもしっかり確認

雨漏りで構造材が腐食していることも

木材住宅で怖いのが、雨漏りによる柱・梁・土台の構造材の腐食。外から見た時にひび割れ、変形・変色していた場所は、雨漏りをしていないか確実にチェックしましょう。また、窓のサッシまわりにも要注意です。

屋根の「ひさし」の広さで外壁の劣化状態も変わる

ひさしが広いお家は太陽光や雨風から外壁を守る範囲が広くなるので劣化の進行を抑えてくれます。反面、ひさしが無いまたは狭い場合は、ひさしの陰に隠れない部分の外壁を注意して見ましょう。

生活動線を想像しながら歩いて平衡感覚を確認

玄関から入ってリビング、キッチンというように生活動線を意識して歩いてみましょう。傾いている感覚にならないか、きちんと確認です。

歩いている時沈み込むような場所がないか確認

床材が腐食していると歩いた時にふかふかすることがあり、最悪シロアリも。気になる場所は、専門家と一緒にきちんと調べましょう。

外から変形・変色があった部分の雨漏りを確認

外から見て変だなと思った部分を中からも確認しましょう。付近の天井や壁、窓のサッシに雨漏りがないか見ましょう。

入隅(壁の角)に隙間がある場合は変形の可能性あり

階段やリビングなどの入隅に隙間があると、建物が変形している可能性があります。お部屋だけではなくバスルームも確認しましょう。

その他、点検口や水の出をチェック

基礎、柱、構造材、配管などの劣化状況もきちんと確認しましょう。また、水はとりあえず出しましょう。赤水が出るようなら配管が劣化している可能性もあります。

まとめ

生活動線に従い部屋の中を歩いてみる

家の中に入った時、壁紙や設備など部分的なチェックに入る前に、まずは生活動線を意識しながら室内を歩いてみましょう。この時、平衡感覚もしっかり確認しましょう。違和感がある場合は、家が傾いている可能性が出てきます。

また、同時に床の感触にも注意を払うと◎。床鳴りは季節や木材に性質上、仕方ない時も多いためあまり神経質になる必要はないですが、沈み込むような感覚があるなら木材の痩せや、腐食しているケースも想定しておきましょう。

外装を見て変色、変形していた部分は雨漏りが心配なので、同じ場所を必ず中から確認しておきましょう。