2024.05.27
もう当たり前!?秋田でパッシブデザインの住宅を検討する意味とは?
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むつみワールド編集部秋田の住宅不動産
新築・中古住宅・賃貸アパート・不動産売却・アパート経営など、各分野で経験豊富な専門チーム陣が、お客様の大切な暮らしづくりをサポートしています。
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みなさんはパッシブデザインという言葉を聞いたことがあるでしょうか?パッシブデザインとは、冷暖房設備に依存せず、太陽の光と熱、風など自然の力を利用して住宅の快適性の向上を図る設計技術です。賃貸のお部屋とかでも南向きは日当たりがいいとかいうアレです。
ですが、全国的に日照時間に乏しかったり、雪国と言われる秋田でもパッシブデザインを考えることにメリットはあるのでしょうか?結論、あるんですがその理由を今回はお話させていただきます。
お家づくりでは信頼できる専門家を見つけることが一番大切です。秋田は、夏は暑くて冬は寒い地域なので、快適なお家づくりには冷暖房計画や光熱費対策など考えることが沢山あり、こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
「何から始めれば良いか分からない」
「家の性能が大事なのはわかるけど、どこまでやれば良いのか分からない」
「家の価格が上がっているのでコストを抑えたいけど、安かろう悪かろうの家は絶対嫌」
秋田で55年を超える建築実績を持つむつみワールドでは、資金計画から土地探し、設計プランなど、新築・中古住宅に関わらずどんなことでもお気軽&完全無料でご相談を受付中。
完成見学会も定期的に開催しております!実際のお家を体験しながら、お客様の要望に合わせた相談も承りますので、ぜひご相談ください。
- Contentsこの記事で読めること
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秋田でパッシブデザインを検討する意味とは!?
秋田の夏場の日照時間
以下のデータは気象庁が公表している2020年の日照時間についてのデータです。秋田県の2020年の年間日照時間は1535時間で全国最下位でした。ですが、暑さが厳しい7月~9月だけを見てみると日照時間は約494時間で、東京都の約408時間よりも多い結果に。そう!秋田の夏場って、実は意外と晴れているんです。であればこそ、夏場の日射を抑える工夫が必要になってくるとは思いませんか?
2020年 | 秋田の日照時間 | 東京の日照時間 |
1月 | 65.5 | 139.8 |
2月 | 83.0 | 196.1 |
3月 | 167.2 | 181.9 |
4月 | 135.8 | 213.4 |
5月 | 161.6 | 175.5 |
6月 | 210.5 | 136.3 |
7月 | 104.7 | 47.7 |
8月 | 185.1 | 254.7 |
9月 | 203.9 | 105.7 |
10月 | 107.7 | 113.9 |
11月 | 73.2 | 156.6 |
12月 | 37.5 | 167.9 |
秋田の冬場の日照時間
では次に冬場を見てみましょう。結果は上の表のとおり、11月~2月は日照時間はかなり少なく約259時間という結果に。ですが逆に、259時間も太陽が出ている時間があると考えてみるのはどうでしょう?
秋田の冬はどうしても暖房設備に頼りっきりになってしまい光熱費が非常に高額になりがちです…。出来るかぎり太陽光を利用してお家を暖め、少しでも省エネできるように工夫してみるのも必要だと思いませんか?
パッシブデザインの作り方
パッシブデザインは「断熱性能」「日射の取得」「日射の遮蔽」「通風」「蓄熱性能」など、さまざまな面を考慮して設計する必要があります。また、立地や希望の間取り、2階建てなのか平屋なのか、といった要素でそれぞれ設計が異なるので、一概に決まった手法があるという訳でもありません。そのため、真剣にパッシブデザインを検討したい人は依頼している設計士さんとしっかり打合せしてください。
以下では、比較的分かりやすくて検討しやすいパッシブデザインの一例をご紹介しますので、ご参考にしてみてください。
例)日射の取得と遮蔽で作るパッシブデザイン
夏場の太陽は高い空を通るので日光は上から射します。そのため、窓に庇(ひさし)を設けるだけで、熱い太陽光が住宅の中に侵入するのを防ぎ、室内の温度情報を抑えることができます。庇の角度や何cm出すのかは、地域で異なるので気になる方は設計士に聞いてみるといいと思います。
庇(ひさし)はもう作れない…!という人でも、窓の外側に「すだれ」や「シェード」を設置することで日光を遮ることが可能に。要は、日光を物理的に家の中に入れないようにするというのがポイントです。
反面、冬場の太陽はひくい空を通るので、日光は部屋の奥まで射し込んできます。南側を壁にしてしまうと、せっかくの日光が入ってこないので、大きめの窓を設置しましょう。ただし、秋田の冬は寒いので普通の窓だと冷気も侵入させてしまいます。そのため、窓は断熱性能が高い複層ガラスを採用しましょう。
ちなみに、最も断熱性能が高いトリプルガラスは比較的高額になります。コスト面も大事にされる方は、日射取得と遮蔽を重視する場所だけトリプルガラスにして、その他の窓はコストを抑えた窓を採用するという考え方でもいいでしょう。
まとめ
自然エネルギーを意識して設計するとしないとで、同じ金額で建てた家でもその後の光熱費に大きく差が出てしまう可能性があります。大切なマイホームを身体にもお財布にも優しくするためにも、ぜひパッシブデザインを意識した家づくりを進めてみるのはいかがでしょうか?パッシブデザインについて相談したい!という人は、ぜひ当社の内覧会などにもお越しください。